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火星の地震「marsquake」と見られる振動が観測される

NASAは火星探査機InSightの活動の一環として、火星の地表に地震計を設置した。この地震計が、地震と見られる震動を初めて検出したそうだ(sorae朝日新聞読売新聞CNNGIGAZINE)。

NASAのInSight公式Twitterでは、観測された地震波の情報も公開されている。マグニチュードは2〜2.5程度と推定されており、またこういった震動は複数回検出されているという。

なお、地球の地震は地球の表面を覆う地殻や岩盤(プレート)の活動によって発生するが、火星にはプレートは存在しないという。そのため、火星の地震は地殻が冷えて収縮する際に発生する歪みが原因ではないかと見られているそうだ。

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中国・青海省に模擬火星キャンプがオープン

中国・青海省の冷湖で1日、模擬火星キャンプがオープンしたそうだ(人民網の記事中国新聞網の記事SlashGearの記事South China Morning Postの記事)。

模擬火星キャンプは冷湖の町から60km、敦煌空港から270㎞離れており、荒涼とした大地に独特の地形が広がる「地球上で最も地球らしくない場所」だという。5.3ヘクタールの敷地には本部や宿泊棟、天体観測用の建物があり、カプセル式のベッドを備える宿泊棟には60人が宿泊できるほか、テントを使用すればさらに100人が宿泊できるとのこと。

模擬火星キャンプは科学やSFをメインにしたツーリスト向け施設として計画されたもので、2018年6月に着工し、総額1億5千万人民元が投資されたそうだ。アトラクションとして火星着陸ショーも用意されているが、オープニングセレモニー前に行われた実験はパラシュートが開かずに失敗したとのことだ。

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約15年の間活躍した火星探査機「オポチュニティ」が最後に地球に送ったメッセージが切なすぎる – Togetter

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約15年の間活躍した火星探査機「オポチュニティ」が最後に地球に送ったメッセージが切なすぎる - Togetter

After 800+ attempts to contact @MarsRovers Opportunity, today we’re announcing the end of a successful Martian mission. Intended to explore the Red Planet for 90 days, Oppy outlived its mission lifetime by 14+ years. Join us live now: nasa.gov/live #ThanksOppy pic.twitter.com/U4J26TfzDv

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火星探査車Opportunity、ミッション終了

NASAは米国時間13日、火星探査車Opportunityのミッション終了を宣言した(プレスリリースNASAジェット推進研究所のニュース記事動画)。

2004年に火星へ着陸したOpportunityは火星の冬を越すことはできないと考えられていたが、当初予定していた90火星日(Sol 90)を大幅に上回る14年半におよぶ探査を実現した。探査での移動距離も計画では1kmだったが、昨年2月までに45km以上移動。地球外の天体上での探査車移動距離最長記録を達成していた。ところが昨年3月から太陽がまったく見えなくなるほどの砂嵐が火星全体を覆う。その結果、太陽電池パネルからの充電ができなくなり、6月10日を最後に通信が途絶えていた。

NASAジェット推進研究所(JPL)のOpportunityチームは8か月にわたって通信の回復を試みており、砂嵐が収まってきた昨年9月以降はコマンドの送信回数を増加させていた。この2週間ほどはOpportunity復旧の最後の機会と位置付け、より幅広いシナリオを想定したコマンドを送信していた。しかし12日に送信した最後のコマンドへの応答はなく、復旧は不可能と判断された。

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Mars Oneの営利部門が破産

headless曰く、

Mars Oneは11日、営利部門であるMars One Ventures AGが破産したことを発表した(ニュースリリース)。

Mars One Ventures AGは2年前、株式公開のためInFin Innovative Finane AGを逆さ合併する形で発足し、フランクフルト証券取引所に上場していた。破産はMars One Ventures AGのみにかかわるもので、Mars One本体ともいえる非営利部門Mars One Foundationの財務には影響しないという。Mars One Foundationはミッションを次の段階に進めるための資金調達を直接、または営利部門を通じて引き続き行っていくと述べている。

Mars Oneプロジェクトは2023年までに人類を火星に送り届けるという触れ込みで参加者を募集し、10万人以上が応募するなど話題を呼んだ。しかし、最近では話題に上る機会も減り、Mars Oneのニュースリリースも資金調達や人事関連が主となっていた。

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火星のすべての緯度で井戸が掘れる可能性がある

あるAnonymous Coward曰く、

火星に地下水がどのくらい存在するかにはさまざまな議論がある。が、少なくとも氷が存在することは過去の探査からハッキリしている。複数の研究者により、水もしくは氷が存在する条件についていくつかのモデルが提案されているが、北半球赤道地域のクレーターにおける地下水湧昇の地質学的証拠を調べた例はほとんど存在しなかったという。

そして、最新の探査機で得られた地形データから、赤道北部のいくつかの深部クレーターには、地下水が存在する可能性が高まっているという。1月に発表された論文(PDF)によると、火星の赤道から北緯37度までにある24個の深いクレーターのうちの15のクレーターにそうした条件に合う場所が存在する模様。条件に合うのは火星の測地基準系からマイナス4000mから5000mの間のクレーターで、水位の変化によって地形が変わった痕跡があるという。

サイエンス・ライターのRobert Zimmerman氏は、火星の地下にはほぼすべての緯度で氷が存在するのではないかと指摘している(Wiley OnlineBehind the blackSlashdot)。

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あるAnonymous Coward曰く、

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そして、最新の探査機で得られた地形データから、赤道北部のいくつかの深部クレーターには、地下水が存在する可能性が高まっているという。1月に発表された論文(PDF)によると、火星の赤道から北緯37度までにある24個の深いクレーターのうちの15のクレーターにそうした条件に合う場所が存在する模様。条件に合うのは火星の測地基準系からマイナス4000mから5000mの間のクレーターで、水位の変化によって地形が変わった痕跡があるという。

サイエンス・ライターのRobert Zimmerman氏は、火星の地下にはほぼすべての緯度で氷が存在するのではないかと指摘している(Wiley OnlineBehind the blackSlashdot)。

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火星探査車Curiosity、火星の重力を測定する

headless曰く、

ジョンズホプキンス大学などの研究グループが火星探査車Curiosityのデータを用いてゲールクレーターからシャープ山裾野の重力を測定し、岩盤の密度を推定している(NASAジェット推進研究所論文要旨RegisterSlashGear)。

Curiosityが探査の対象とするシャープ山はゲールクレーターの中にあり、クレーターの底からの高さは5km。頂上はクレーターの縁よりも高くなっている。Curiosityはシャープ山裾野の地層が露出した部分を探査しているが、ゲールクレーターの堆積岩がどのようにして堆積し、その後浸食されていったのかについてははっきりしていない。そのため、ゲールクレーターは一時完全に堆積岩で埋まっていたが、その後の強い浸食でシャープ山の地形が生まれたという意見と、ごく一部だけが埋まっていたという意見で議論が続いている。

本研究の目的は重力の測定により、ゲールクレーター地下の構造を知ることだ。ただしCuriosityは重力計を装備していないため、研究ではナビゲーションに用いられる加速度計からSol 60~1743に取得した700件以上の測定値を使用している。加速度計は重力計と同様のデータを取得可能だが、地球上で用いられる重力計と比較すると大幅に精度が低い。それでも加速度計をキャリブレーションすることで、アポロ17号で月面の重力測定に使われた重力計と同程度の精度を実現したそうだ。

その結果、ゲールクレーターの堆積岩の密度は予想よりも低く、比較的多孔性であることを示す1立方メートルあたり1680±180 kgだったという。数キロメートルの深さがあるクレーターの縁まで堆積岩で埋まっていたことがあるとすればクレーター底部の岩石は密度がもっと高いはずであり、この説は否定されるとのことだ。

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火星探査車Opportunity、通信が途絶えたまま16年目に突入

headless曰く、

NASAの火星探査車Opportunityが日本時間1月25日、火星着陸から16年目に突入した(NASAジェット推進研究所のニュース記事1記事2Register)。

Opportunityが火星に着陸したのは日本時間2004年1月25日。一足早い2004年1月4日に着陸した双子の火星探査車Spiritは2011年にミッションを終了しているが、2機とも当初予定していた90火星日(Sol 90)を大幅に超える長期の探査を実現した。Opportunityは昨年2月16日にSol 5,000に到達し、この時点で着陸地点から45km以上移動していた。しかし、3月から砂嵐に火星全体が覆われ、6月以降の通信が途絶えている。

NASAジェット推進研究所(JPL)では過去7か月にわたってOpportunityとの通信を600回以上試みており、昨年9月からはビープを返すよう指示する「sweep and beep」コマンドを送信しているが、現在のところOpportunityからの応答はない。そのため、可能性が低いと考えられていた1)メインのXバンド無線装置が故障2)メイン・サブともにXバンド無線装置が故障3)内部時計が狂っている、という3つのシナリオを想定した新たなコマンドを加え、今後数週間にわたって送信を行う計画だという。

Opportunityからの通信が途絶えた理由は砂嵐により太陽光が遮断されて充電ができなくなったためとみられており、風が強くなって太陽電池パネルに積もった砂埃が吹き飛ばされる現在は復旧の大きなチャンスなのだという。一方、火星の南半球では冬が近づいており、Opportunityの電源が入らないまま冬を迎えればバッテリーや配線、コンピューターシステムなどが回復不能なダメージを受ける可能性もあるとのことだ。

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欧州の火星探査車、サハラ砂漠で自律走行テストを実施

headless曰く、

欧州の火星探査車3台の自律走行テストがサハラ砂漠で2週間にわたって行われたそうだ(ESASlashGear)。

テストが行われたのはモロッコ・エルファードに近いサハラ砂漠の北端で、風に吹かれる砂漠の環境が火星の環境に近いとして選ばれたという。研究所でのテストは自然環境の変動まで考慮されておらず、野外を利用することでシミュレーションでは不可能な非常に複雑な条件でのテストが可能になる。

たとえば今回のテストでは、非常に滑らかで均質な大きな砂丘について、コンピュータービジョンアルゴリズムでの処理は難しいということがわかったそうだ。そのため、研究室でのテストではみられなかった予期せぬ動作をし始めたという。

一方、テストされた探査車の1台「SherpaTT」は、変わった形の岩石を発見したことをトリガーにして、より多くの画像を撮影可能な場所への自律的な移動を1.3km連続で実行できたとのこと。ESAでは事前にドローンを用いて現地の地形データを生成しており、探査車が記録したデータと比較してアルゴリズム改善を進めるとのことだ。

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元アポロ宇宙飛行士曰く、人間を火星に送ることはバカげている

taraiok曰く、

アポロ8号に搭乗した元宇宙飛行士のウィリアム・アンダース氏が、人間を火星に派遣することについて「バカげている」と述べた。月を周回移動したこともあるアンダース氏は現在85歳。氏は人間を火星に送り出すために多額の公的資金を投入すべきではないとし、無人探査プログラムを大いに支持すると話す(BBCSlashdot)。

氏曰く、「そもそも人間が火星に行く意味はどこにあるのか。私は大衆がそれほど(火星有人探査に)興味があるとは思っていない」。先日、火星にNASAの探査機「InSight」が着陸した。NASAはInSight着陸時の声明の中で、「月への持続可能な帰還を導くこと、それは私たちが火星に宇宙飛行士を送る準備をするのを助けるだろう」と言った。

アンダース氏のコメントに対して、NASAに回答を求められたものの返答はなかったという。

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NASAの火星着陸機InSight、火星の風音を聴く

headless曰く、

先月末に火星に着陸したNASAの着陸機InSightが火星で吹く風の「音」を初めて地球にもたらした(プレスリリースブリーフィング資料)。

ただし、InSightは録音機能を備えておらず、気圧センサーと地震計(SEIS)搭載のセンサーがとらえた風の振動を音に変換したものだ。記録されたのは12月1日に北西から南西に向けて吹いた推定5~7m/秒の風で、着陸地点で軌道上から観測されたつむじ風の動きに一致するそうだ。

気圧センサーは風の振動を直接記録しているのに対し、SEISのセンサーは風によるInSightのソーラーパネルの振動を記録している。SEISは数週間のうちに火星表面への設置が行われる予定で、InSight自体の振動を記録できるのは今だけだという。風音の録音は予定外のことだったが、設置後もInSightの振動による影響を受けることになるため、センサーの出力からノイズを除き、実際の火震(marsquake:火星の地震)を正確に検出するため今回のデータを役立てるとのこと。

SEISのセンサーは最高50Hz程度の振動を検出できるが、気圧センサーの出力は人間の可聴周波数帯域よりも低い10Hz程度だという。そのため、公開されている音声では再生速度を100倍にし、周波数が100倍となるよう加工されている。SEISによる録音は生の音声と、聞こえやすいよう2オクターブ上げた音声が公開されている。生の音声を聴くにはイヤフォンかサブウーファーが必要とされている。実際に試してみたところ、イヤフォンを使用すれば聞こえたが、ノートPCのスピーカーでは何も聞こえなかった。

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イーロン・マスク曰く、自身が火星へ移住する可能性は70%

headless曰く、

イーロン・マスク氏がHBOのテレビ番組「Axios on HBO」に出演し、自身が火星に行く可能性は70%だと述べている(AxiosGeekWireThe Guardian)。

先日ビル・ナイ氏が火星への移住は非現実的だと述べているが、マスク氏は単なる火星旅行ではなく火星への移住だと述べ、近い将来20万ドルほどのチケットを買えば行くことが可能になるとの考えを示した。(地球で問題を起こした)金持ちの逃げ道ではないかとの質問に対しては、無事火星に到着しても生活拠点を建設するために働き続けなければならず、拠点が完成しても厳しい環境の中で死ぬ確率も高いとし、地球に帰ってこれるかどうかもわからないと反論する。そのため、火星行きの広告はアーネスト・シャックルトンが出したともいわれる)南極探検参加者募集の新聞広告と同じようなものだという。そのような状況でもあえて火星に行こうと思う理由としては、登山家が命の危険も顧みずエベレスト登頂を目指すのと同様の挑戦だと述べている。

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NASAのInSight着陸機、火星着陸に成功

headless曰く、

日本時間11月27日、NASAの火星探査機「InSight着陸機」が火星への着陸に成功した(NASA動画)。

InSightの着陸地点は火星の赤道付近にあるエリシウム平原の西側。日本時間27日午前5時頃、2機の小型人工衛星Mars Cube One(MarCO)を通じて送られた着陸完了を知らせる信号をパサデナのジェット推進研究所(JPL)が受信し、5分ほど後にInSightが火星上で撮影した最初の画像も受信した。7時30分頃には火星周回機Mars Odysseyを通じ、太陽電池パネルの展開完了を知らせる信号と着陸地点周囲を撮影した画像2点を受信している。

MarCO-AとMarCO-Bの2機はInSightと同じロケットで火星に送られたCubeSatで、InSight着陸時の信号を中継するため火星へのフライバイを実行した。MarCO-BはInSightの着陸後に火星を離れて飛び去ることになる。

当初2016年3月の打ち上げが計画されていたInSightだが、最も重要な観測機材である地震計で、真空状態を保つ必要があるセンサーの格納容器に気密性の問題が発生して打ち上げを延期。2018年5月5日に再設定した打ち上げは予定通り実施され、7か月近くかけて4億5,800kmを旅して火星に到達した。今後、InSightは火星時間で2年間(地球時間1年間)をかけ、地球や月を含む表面が岩石で覆われた天体がどのように形成されたのかを知るために火星深部の調査を行うとのことだ。

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人類による火星移住は非現実的?

あるAnonymous Coward曰く、

アメリカの科学教育者で有名なテレビ司会者であるBill Nye氏が、火星を植民地化したり、テーラーフォーミング化することに関して「SF的」だとして否定している(USA TODAYSlashdot)。

氏は「人類の生存に適した地球ですらまともに世話ができないのに、別の惑星を世話することなんてできますか?」とし、火星への永住についても「あり得ない」と否定した。

氏によると、たとえば南極大陸に住む科学者はいるが、それはあくまで研究のための一時的なものであり、永住する人はいない。過酷な環境である火星に定着して家族を作り、火星世代を育てることは現実的ではないとし、とくにドームの外に出るときに着る宇宙服のにおいは彼らを現実に引き戻すかもしれないとしている。

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セントラルフロリダ大学、火星の土を再現した「模擬土」を販売

headless曰く、

米セントラルフロリダ大学(UCF)が「火星の土」の標準規格を開発し、この規格に基づく模擬土を実験用に販売しているそうだ(UCF TODAYMashableSlashGearV3)。

現在のところ火星の土は地球上になく、将来持ち帰りが可能になるとしても大量に持ち帰るのは困難だ。そのため、火星での植物栽培の可能性などを実験するには模擬土を使うことになる。しかし、従来の火星の模擬土は10~20年前の知識をもとに作られたもので、組成が統一されていないため実験結果の比較が難しかったという。UCFでは火星探査車Curiosityが採取したサンプルの分析結果をもとに、ゲールクレーターのロックネストの玄武岩質表土を忠実に再現するオープン標準規格「Mars Global Simulant(MGS-1)」を開発した(論文概要)。

UCFが販売する模擬土はMGS-1に基づくもので、有害な可能性のある物質を別の物質に置き換えてNASAの安全基準を満たすものになっているという。模擬土の価格は1kgあたり20ドル(送料別)。MGS-1自体が公開されているため、購入せずに自前で調合することも可能だが、UCFに注文する方が手軽だ。既に模擬土は30件ほどの注文を受けており、ケネディー宇宙センターも500kgを注文しているとのことだ。

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火星探査車Curiosity、メモリーに保存したデータを送信できなくなるトラブル

火星探査車Curiosityがメモリーに保存したデータの多くを送信できなくなるトラブルが発生し、NASAジェット推進研究所(JPL)の技術チームが調査を進めているそうだ(Mars Science Laboratoryの記事The Registerの記事)。

問題が発覚したのは9月15日(土曜日)の夜。この週末は、8月にCuriosityの岩石サンプル採取用ドリルでは掘削できない非常に硬い岩石が確認されたVera Rubin Ridgeの地質学的歴史を探るため、ドリルの改造後初の掘削を実施したLake Orcadieに戻って岩石サンプルの採取を行う計画だったという。

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火星探査車Opportunity、復旧なるか

3月から観測されている火星全体を覆う砂嵐のため、6月以降の通信が途絶えていた火星探査車Opportunityだが、砂嵐が収まってきたことからNASAジェット推進研究所(JPL)のOpportunityチームが復旧計画を実行に移したそうだ(NASAのニュース記事SlashGearの記事The Registerの記事)。

Opportunityは砂嵐の中心近くにあり、6月10日を最後に通信が途絶えている。砂嵐で太陽光が遮断されて太陽電池パネルからの充電ができなくなり、省電力モードに移行したとみられているが、現在の状況は不明だという。

この砂嵐は8月から徐々に弱まっており、火星探査機Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)搭載のMars Color Imager(MARCI)からのデータによれば、Opportunity上空の光学的深さτ(火星の大気中の「もや」の量)は1.5未満まで減少しているとみられる。この付近の光学的深さは0.5だが、6月10日にOpportunityが測定したデータでは10.8まで上昇していたという。

より多くの太陽光が太陽電池パネルへ届くようになり、Opportunityが自動的に復旧処理を開始する可能性があることから、Opportunityチームはコマンドの送信頻度を週3回から1日複数回に増やし、Opportunityからの信号受信を継続していくとのことだ。

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NASA、家庭で作れる火星探査車をオープンソース化

headless曰く、

NASAのジェット推進研究所(JPL)が家庭で作れるよう設計した火星探査車をオープンソース化し、JPL Open Source Rover(OSR)ProjectとしてGitHubで公開した(JPLのニュースリリースBuild Your Own RoverOSR公式サイトGitHubリポジトリ)。

Curiosityの火星着陸成功後、JPLでは教育用の小型探査車「ROV-E」を製作して学校などで活用し、好評を得ていたという。中には自分たちで作れないかという質問も出ていたが、ROV-Eの製作は高価で複雑だったため、OSRを開発したそうだ。

OSRはCuriosityと同様にRocker-Bogieサスペンションを用いた6輪の探査車だ。材料には民生品(COTS)を用い、一部3Dプリントやレーザーカットが必要な部品もあるが、費用は2,500ドル(約278,000円)程度だという。頭脳部分はRaspberry Piを使用し、Xbox ControllerやAndroidアプリからの操作が可能だ。

完成時の重量は11.34kg、フットプリントは60.96×30.48cm、最高速度は秒速17.018cm。5,200mAhのバッテリーで連続5時間動作するとのことだ。

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英国宇宙局、火星探査車の名前募集を開始

英国宇宙局(UKSA)は20日、2020年に打ち上げを予定している欧州宇宙機関(ESA)の火星探査計画ExoMarsで使用する火星探査車の名前募集を開始した(ESAのニュース記事名前募集ページ規約)。

英国で作られたExoMars探査車は2021年に火星着陸予定。火星の地表を移動して地下の岩石サンプルを採取・分析し、生命の痕跡を探すESA初の火星探査車となる。

応募には探査車の名前のほか、理由や応募者の名前、電子メールアドレス、居住国などを入力する必要がある。既に他の宇宙探査ミッションで使われている名前や、今後のミッションでの使用が決まっている名前は選考の対象外となる。

賞品は探査車が組み立てられたイングランド・スティーブニッジのAirbus施設見学ツアーだ。ただし、現地までの旅費は受賞者が負担する必要がある。

なお、ESAの火星探査ミッションでは、2003年のMars Expressの着陸機Beagle2、2016年のExoMars 2016の着陸機Schiaparelliともに着陸に失敗している。

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NASA、30億年前の火星の泥岩から有機分子を発見

火星探査車Curiosityが火星で発見した有機物に関する2つの論文が6月8日号のScience誌に掲載されている(ジェット推進研究所のニュース記事Scienceの記事論文[1][2])。

1つは30億年前の泥岩サンプルから有機分子が検出されたというものだ。サンプルはシャープ山裾野の数地点で地表から5cmほどの深さまで掘削して採取されたもので、CuriosityのSAM(Sample Analysis at Mars)で加熱・発生ガス分析を行った結果、芳香族化合物や脂肪族化合物が検出された。化合物の中にはチオフェンが含まれていることから、硫化が有機物の保存を助けた可能性が示唆されるとのこと。

もう1つはゲールクレーター内で季節によって大気中の微量なメタン濃度が変動するというものだ。火星時間で3年近く(地球時間で5年以上)にわたる観測の結果、北半球の夏にメタン濃度が上昇して夏の終わりにピークを迎え、秋には減少していくことがわかったという。季節変動には大気圧や紫外線の強さなども要素となるが、観測された変動はこれらの要素を上回るもので、火星でのメタン発生の起源をつきとめるのに重要な手掛かりになるとのことだ。

生命と関連付けて考えられることの多い有機物だが、非生物学的に生成されることもあり、必ずしも生命の存在を示すものではない。火星の有機物が生命に関連して生成されたのか、生命とは無関係に生成されたのかは現在のところ判明していないが、火星で生命の手掛かりを探す、という現在の探査計画は正しい方向だとNASAは考えているようだ。

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金星の大気中に生命の痕跡が存在する可能性

金星に生命体が存在する可能性について、新たな説が発表された(Astrobiology掲載論文Mysterious Universeカラパイア)。

太陽系の天体では、水が存在する可能性のある火星については生命体の存在が議論されている。一方、金星には現在水がほとんどなく、そのためか金星に生命が存在するという話は、与太話レベルのものばかりだった。

今回の論文では、金星の大気中に微生物が存在する可能性が議論されている。金星にもかつては水が存在したが、気候変動などの影響で水がなくなったという説がある。この水がなくなるプロセスで一部の微生物が大気中の雲の中に移動し、それらの痕跡が現在でも残っている可能性があるという。

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火星探査車Opportunity、火星到着後5,000回目の日の出を迎える

headless曰く、

火星探査車Opportunityが火星に着陸してから5,000回目の日の出を迎えたそうだ(NASAの記事[1][2]The VergeSlashGear)。

Opportunityが火星に着陸したのは日本時間2004年1月25日。地球時間では既に5,000日を超えているが、火星の1日は地球よりも約40分長い。そのため、日本時間16日昼頃に5,000火星日(Sol 5,000)に到達し、数時間後に4,999回目の日の出、17日には5,000回目の日の出を迎えたとのこと。

当初のミッションはSol 90の期間で計画されており、火星の冬を越すことはできないと考えられていたが、8回の冬に耐えてミッションを継続し、約225,000点の画像を撮影している。Opportunityは着陸地点から45km以上移動しており、Perseverance Valleyの斜面を3分の1ほど下った場所で探査を行っているという。

既にOpportunityは数々のマイルストーンを達成しているが、今回新たなマイルストーン達成が追加されたとのことだ。

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火星の中緯度地域で崖の斜面に露出した厚い氷の層が確認される

headless曰く、

NASAの火星探査機Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)に搭載されたHiRISEカメラの映像から、火星の中緯度地域8か所で崖の斜面に厚い氷の層が露出していることがわかったそうだ(NASAUSGSアリゾナ大学Science誌掲載論文)。

氷の層は地表から1~2メートルの深さにあり、上は氷で固められた岩石と塵で覆われている。場所によっては氷の層の厚さが100メートルを超える。氷の層は火星で大昔降り積もった雪とみられ、比較的純粋な水に近いものだという。崖は北半球・南半球の両方で緯度55度~58度に分布しており、何らかの原因で氷の層が露出し、昇華することで形成されたと考えられている。

火星探査機Phoenixのミッションでは北緯68度の地下に氷が埋もれていることが確認されている。最近ではMROのShallow Radar(SHARAD)を使用した調査により、中緯度地域で地表から10メートル以内に幅広く氷の層が広がっていることもわかっていたが、実際の氷が埋もれている様子を画像で詳細に確認できるのは初めてのことだ。極冠の氷と比べて採取しやすい場所に氷の層が露出していることから、将来の有人火星探査で比較的容易に水を確保できるようになると考えられるとのことだ。

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火星探査車Curiosity、曲がりくねった棒状の物体を火星で発見

火星探査車Curiosityが火星の岩石上に曲がりくねった棒状の物体を発見した(Curiosty RoverのツイートSlashGearの記事Space.comの記事写真)。

写真はCuriosityのロボットアーム先端のタレットに取り付けられた Mars Hand Lens Imager (MAHLI)が Sol 1923 (2018年1月2日 UTC)に撮影したもの。写真では大きく見えるが、実際には長さ5mm程度のものらしい。Curiosity Roverの公式Twitterアカウントは水晶か、水晶の隙間を埋めていた鉱物ではないかと述べている。しかし、その形状から何かの化石ではないかと考える人も多いようだ。

MAHLIによる同じ場所の写真は他にも公開されている。また、CuriosityのMastcam:Rightが Sol 1905 (2017年12月15日 UTC)に撮影した、より広範囲の写真でも中央上部に写っているのが確認できる。スラドの皆さんは何に見えるだろうか。

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火星の水はマントルに保持されているという研究結果

headless曰く、

英オックスフォード大学などの研究チームの研究結果によれば、火星は地球よりも高い割合で含水鉱物をマントルに含んでいるそうだ(Nature誌掲載論文日本語要約オックスフォード大学の発表Natureによる紹介記事Ars TechnicaRegister)。

火星にはかつて液体の水が存在したとみられているが、現在は極付近などで氷の状態の水が確認されるのみだ。地上の水は約41億年前に地磁気が失われ、光分解により水素となって宇宙空間に飛散したと考えられている。しかし、これだけではすべての水が失われたことを説明できない。火星の地殻では蛇紋岩化が広く確認できることから、水質変成が水の消失に大きな役割を果たしたことも示唆されていたが、鉱物に取り込まれた水の量は研究されていなかったという。。研究チームは熱および岩石学を統合したモデルを用い、地球と火星のマントル内の含水鉱物とその密度の関係を調べている。

比較的酸化鉄を豊富に含む火星の玄武岩は地球のものと比べ、水質変成により25%多くの水を含水鉱物に取り込むことが可能だという。水質変成した地球の玄武岩は密度が大幅に低くなり、浮上しやすくなるのに対し、火星の場合は密度が大きく変化しない。また、含水鉱物が安定した状態を保つことのできる深さが地球では約70kmなのに対し、火星では90km以上に達する可能性がある。そのため、火星のマントルに含まれる含水鉱物の割合は地球(約4%)の倍以上となり、9%を超える可能性があるとのことだ。

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ボーイングCEO「火星一番乗りはSpaceXではなくボーイングだ」と語る

ボーイングCEOのデニス・マレンバーグ氏がCNBCの「Mad Money」に出演し、最初に有人火星飛行を成功させるのはSpaceXではなく、同社であるとの見解を示した(CNBCの記事[1][2][3]Fortuneの記事)。

これについて AC0x01 曰く、

マレンバーグ氏は「我々は最終的に火星に到達する、そして火星への最初の一歩を踏み出す人間はボーイングのロケットで到達するだろうと固く信じている」と述べている。ボーイングはNASAが開発中の巨大ロケットSpace Launch Systemの1段目の主開発者であり、NASAは同ロケットで深宇宙ミッション用のオリオン有人宇宙船を打ち上げる計画だ。同機は組み立ての最終段階に入っており、最初の打ち上げ試験を2019年に予定しているとのことだ。

これに対しSpaceXのイーロン・マスク氏は「Do it」とツイートした。なお、NASAは7月、火星にいつ人類が到達できるか明言できないと述べている。

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火星の地表に繰り返し出現する筋は水の流れた跡ではなく、乾いた砂が斜面を滑り落ちたものだという研究結果

火星地表の斜面に繰り返し出現する筋(RSL)は水の流れによるものではなく、乾いた砂や塵が滑り落ちることによって発生するとの研究成果を米地質学研究所(USGS)および米アリゾナ大学、英ダラム大学、米惑星科学研究所(PSI)の研究グループが発表した(USGSのニュースリリースUANewsの記事ダラム大学のニュース記事PSIのプレスリリース論文アブストラクト)。

2011年に発見されたRSLは火星で地表温度の上がる季節に出現し、温度の下がる季節には消えることから、液体の水が流れている可能性が指摘されていた。2015年にはNASAがRSLに含水塩の存在を確認したと発表し、水が流れている可能性が高まったと考えられていた。

しかし、研究グループが地形学的に分析したところ、RSLは斜面の傾きが大きい場所で長くなるなど、乾いた粒子が斜面を滑り落ちる動きに一致したという。斜面を水が流れる場合には長さが水の分量に左右されるうえ、水が斜面の上部からのみ流れ出すことも考えにくいとのこと。

季節ごとに砂が流れ出す仕組みについては判明しておらず、含水塩が検出されていることから水が何らかのかかわりを持つ可能性もある。ただし、液体の水はごく微量であるか、まったくないと考えられるとのことだ。

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ダークチョコレートの健康増進効果が広く信じられるようになったのは、チョコレート産業が学術研究に資金を投入し続けた成果?

近年、ダークチョコレートの健康増進効果を信じる人が増加し、米国では砂糖菓子全体の売り上げが減少する中でチョコレートの売り上げは増加しているそうだ。これはMarsやNestlé、Barry Callebaut、Hershey’sといったチョコレート製造大手が30年にわたり、学術研究に資金を投入し続けた成果なのだという(Voxの記事Consumeristの記事)。

Marsの資金提供または助成による100件の研究をVoxが調査したところ、98件がチョコレートやココアに健康増進効果があると結論付けるものだったという。米ニューヨーク大学の栄養学研究者Marion Nestle氏は、製品のイメージをお菓子から健康食品に変えることを意識してチョコレート産業が研究に資金を投入したと指摘する。これにより、ダークチョコレートやココアはスーパーフードの仲間入りを果たし、売り上げに貢献することになる。

当初はチョコレートの健康に対する効果の研究に注力していたMarsだが、後にカカオフラバノールの研究へシフトしていく。カカオ豆に含まれるカカオフラバノールは、食品に加工する過程で多くが失われてしまう。そのため、Marsではカカオフラバノールが破壊されにくい製法を用いたというサプリメント商品CocoaViaを発売している。

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火星旅行を想定した「宇宙スパコン」の実験をISSで開始

あるAnonymous Coward曰く、

火星への有人宇宙探査に向け、さまざまな計算を行うためのコンピュータが宇宙に打ち上げられるという(ITmedia)。

宇宙船が地球から遠く離れるほど、宇宙船と地球との通信には時間がかかるようになり、たとえば宇宙船がセンサから取得したデータを地球に送信して地球で解析し、その結果を宇宙船が受け取って利用する、といった作業に時間がかかるようになる。宇宙船内に設置したコンピュータで演算を行えば、このような時間を短縮できるほか、トラブルで地球との通信が行えない状況でも対応できる。

このコンピュータはHPの「アポロ40」をベースとするもので、まずは国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込まれるとのこと。宇宙では放射線などの影響や過酷な環境によってコンピュータが安定して稼働しない可能性もあるが、そのためコンピュータを宇宙でも正常に使うための実証を目的にしているという。今回のコンピュータでは重量が増加しないソフト的な方法での対策が行われているそうだ。

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