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広告ブロッカーは「嫌ならどうする?」の表明である | P2Pとかその辺のお話R

広告ブロッカーは「嫌ならどうする?」の表明である | P2Pとかその辺のお話R

広告ブロッカーは「嫌ならどうする?」の表明である | P2Pとかその辺のお話R

以下の文章は、電子フロンティア財団の「Adblocking: How About Nah?」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation EFFをはじめとする消費者団体は10年以上にわたり、企業や技術者と協力してDo Not Trackの標準化に取り組んできた。Do Not Trackは、ユーザが自分のブラウジング行動を追跡してほし...

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米連邦地裁、「バカバカしい特許」を紹介するEFFの記事は言論の自由で保護される

米カリフォルニア北部地区連邦地裁は17日、バカバカしい特許を紹介するEFFの記事が合衆国憲法で保護される「言論」にあたるとの判断を示した(EFFのプレスリリース判決文: PDFArs Technicaの記事)。

問題の記事は2016年6月の「Stupid Patent of the Month」で、オーストラリア・Global Equity Management (SA) Pty. Ltd.(GEMSA)が保有する特許「Graphic user interface for resources management of super operating system based computers」(U.S. Patent 6,690,400: '400特許)を選んでいる。’400特許はキャビネットを模したGUI上でストレージ管理を可能にするというものだ。ハイパーリンクを使用したリモートアクセス機能なども含まれる。

GEMSAはEFFが記事で同社の特許を「stupid」だとしたことや、同社を典型的なパテントトロールのようだと指摘したことなど9項目を挙げて名誉棄損にあたると主張。記事の取り下げなどを求めてオーストラリアの裁判所に提訴し、差止命令を勝ち取っている。これに対してEFFは、オーストラリアの裁判所命令が米国では無効であることや、記事が言論の自由を定めた合衆国憲法修正第1条に違反することなどの確認を求め、米連邦地裁に訴訟を提起していた。

連邦地裁では、名誉棄損裁判で原告に有利な判決が出やすい国で訴訟を提起して言論に圧力をかける「ライベルツーリズム (libel tourism)」から米市民を保護する米言論法(SPEECH Act)に照らし、オーストラリアでの裁判所命令は無効と判断。GEMSAが名誉棄損だと主張した9項目については、虚偽だということが指摘されていないか、言論の自由で保護される意見の表明にあたるとし、米連邦法やカリフォルニア州法では名誉棄損にならないとの判断を示している。

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EFF曰く、オンラインビデオから音声トラックを抽出するサービスは違法ではない

headless曰く、

米通商代表部による知的財産侵害市場に関するスペシャル301条の2017年版報告書「2017 Special 301 Out-of-Cycle Review of Notorious Markets」の意見募集に対し、電子フロンティア財団(EFF)が、YouTubeなどの動画配信サイトで公開されている動画などから音声のみを抽出するサービスを提供する「ストリームリッピングサイト」は合法だと主張する反論意見を送っていたそうだ(TorrentFreakEFFの反論意見PDF)。

ストリームリッピングサイトは、昨年の報告書(PDF)でも新たなデジタル著作権侵害のトレンドとして取り上げられていた。今年の意見募集では米国レコード工業会(RIAA)がレコード業界の損害が特に大きいストリームリッピングサイトとして5サイトを挙げている。EFFの反論意見はこの意見に対するものだ。ユーザーの選択したオンラインビデオから音声トラックを抽出するだけのWebサイトは違法サイトではなく、著作権侵害の定義に一致する行為をとらない限り、著作権侵害の責任はないと主張している。

EFFによれば、自由にダウンロードや改作が認められているオンラインビデオや音声トラックに著作権のないオンラインビデオは無数に公開されており、増加を続けているという。また、多くの音声抽出は著作権侵害に当たらないフェアユースだと主張。合法的な目的のために音声トラックを抽出するサービスの提供は、違法な目的で使用するユーザーがいても合法であり、このようなWebサイトが広告収入を得たからといって違法にはならないと指摘する。著作権を侵害するビデオやオーディオの配布といった行為は違法だが、RIAAが特定したWebサイトの多くはそのような行為に明らかに加担しているとはいいがたいとのことだ。

EFFはこのほか、CDNやリバースプロキシが著作権侵害行為の実行者を特定しにくくしているという意見や、法的手続きを取らずにドメインレジストラーが違法行為を行うドメインを自ら停止するべきという意見に反論している。

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W3CがEMEを標準化、EFFはW3C脱退を発表

headless曰く、

W3Cは18日、Webブラウザ上でDRM付きコンテンツを再生するための仕様である「Encrypted Media Extensions(EME)」をW3C勧告(Web標準)として発行した(プレスリリースArs TechnicaRegister)。

EMEは暗号化されたコンテンツをWebブラウザ上で扱うためのAPIを提供するものだ。Media Source Extensions(MSE)と組み合わせることで、DRM付コンテンツをプラグインなしにWebブラウザ上で再生できるようになる。

既にメジャーなWebブラウザやコンテンツプロバイダではEMEの導入を進めているが、FSFやEFFなどはWebのオープン性を損なうものだなどとして強く反対しており、調査や修正など合法的な目的でのDRM迂回を制限しないといった条項を盛り込んだ妥協案を提出していた。

しかし、7月にはW3Cディレクタのティム・バーナーズ・リー氏が妥協案を却下してEMEの標準化を承認したことから、W3C史上初という異議申立が行われた。これを受けて9月半ばまで実施されたメンバーによる投票では、この決定に賛成が108票、反対57票、棄権20票という結果になっている。

この結果を受けてEFFは18日、W3C脱退を発表した。EFFは自由でオープンなWebを守るための戦いの一環としてDRM廃止を訴えている。この戦いでW3Cの仲間と行動を共にできないことや、Webを生んだ人々が自由やオープン性をどうでもよいと考えていることは悲劇であると述べている(EFFの公開書簡Neowinの記事)。

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