「サイエンス, メモ,」カテゴリーアーカイブ

150周年を迎えた元素の「周期表」に存在する多くのパターンとは?

「周期表」は物質を構成する基本単位である元素を、それぞれが持つ物理的または科学的特性が似たもの同士が規則的に並ぶように配列した表のこと。ロシアの化学者であるドミトリ・メンデレーエフによって1869年に考案されたとされる周期表は、2019年で誕生から150年目を迎えます。そんな周期表の歴史や一般的に知られる周期表とは少し違ったさまざまな周期表のパターンについて、学術系メディアのThe Conversationがまとめています。

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オカルトにはまり過ぎて歴史から抹消された「宇宙開発の真の父」の生涯とは?

ロバート・ゴダードやコンスタンチン・ツィオルコフスキー、ヴェルナー・フォン・ブラウンは、ロケット・ミサイル開発など宇宙航空技術史を語る上で外せない人物としてよく語られます。しかし、現代のロケット推進技術にもつながる重要な技術や組織を築いたにもかかわらず、オカルティズムに心酔するあまりに破滅して科学史から抹消されたロケット技術者も存在します。そんな「忘れられた宇宙開発の真の父」であるジャック・パーソンズの波乱万丈すぎる生涯を、Space Safety Magazineが紹介しています。

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探知犬にウソ発見器をつけてほぼ100%にまで精度を高める方法が開発されている

犬は人の1億倍まで感知できる嗅覚を持っているといわれ、猟犬や警察犬、空港の麻薬捜査犬、爆発物探知犬など、その優れた嗅覚を人間に利用されてきました。探知犬を警備に雇っているロシアの空港では、犬にウソ発見器をとりつけることで犬による危険物や爆発物の探知精度をおよそ100%まで高めることに成功したそうです。

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中国は科学研究に潤沢な予算をつぎ込むことで海外の優秀な研究者や学生を誘致している

ここ10年ほどで、中国は科学研究への取り組みを拡大しています。中国の研究者はアメリカの研究者よりも多くの研究論文を発表していて、中国の大学の格付けも年々上昇しています。このように、中国で科学研究が急速に活発化しているのは、中国政府が積極的に潤沢な予算を科学研究に注ぎ込んでいるからだといわれています。

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毎年冬になるとうつ症状が現れる「季節性情動障害」とは?

アメリカでは毎年冬になって昼が短くなるにつれて、およそ5%の人が体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどを訴えるといわれています。これは季節性情動障害と呼ばれる気分障害の一種で、ほとんどのケースで1年のうち冬にだけ引き起こされるといわれています。

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人体には「進化の過程で役割を失って退化した器官」の名残がいくつも存在する

19世紀の生物学者チャールズ・ダーウィンは、生存競争を乗り越えて自然環境により適応したものが子孫を残すことで種が進化していくという「自然淘汰(とうた)説」を提唱し、「ヒトはサルと同一の祖先を持ち、その祖先もまた別の生物から進化したものである」という現代の進化論の礎を築きました。ヒトが進化する過程の中で必要がなくなった器官は退化するも、その名残は今でも人体に残されています。Voxチャンネルが、人間の体に残る「進化の証」について、ムービーで説明しています。

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「もはや虫垂炎は手術をせずとも抗生物質で十分治療できる」という研究報告

虫垂炎は、大腸の一部である「虫垂」で細菌が増殖して炎症を起こした状態です。虫垂炎は放置すると細菌の増殖が進み、腹膜炎を引き起こして命に関わることも。そのため、虫垂そのものを早急に切除する外科手術処置が虫垂炎治療の主流ですが、「抗生物質の投与」も十分効果的な治療法として見直すべきという実験結果が発表されています。

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おバカな研究に贈られる「イグノーベル賞」で日本人が12年連続受賞の栄誉に輝く

1991年にアメリカの科学雑誌により創設されたイグノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を対象にしたノーベル賞のパロディです。歴代の受賞研究は「何を思ってこんな研究をしたのか?」を首をかしげたくなるものばかりですが、なんと日本人の研究者は2007年から2017年まで11年連続でイグノーベル賞を受賞しており、もはや常連国となっています。2018年9月13日に行われた2018年のイグノーベル賞授賞式において、日本の研究者が医学教育賞を受賞して12年連続受賞の栄誉に輝きました。

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過食をやめるための「セルフコントロール」を身に付けるには意味のない「儀式」でも効果がある

増え続ける体重を抑制するためのダイエットや、定年後のことを考えてお金を使わずに貯金しておくことは「やらなきゃ」と思っていても長続きさせるのは極めて難しいもの。これらの多くは「セルフコントロール(自制心)」が不足するために起こるものなのですが、誘惑に負けずに自分の行動を制御するためには「儀式」を取り入れることが有効であるという研究結果が発表されています。

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次世代素材「グラフェン」を素材に使った未来感あふれるジャケットが登場

「夢の素材」とも呼ばれるグラフェンはリチウムイオンバッテリーの容量を2倍に増やしたり、コンクリートの強度を上げたり、はたまた海水を淡水化してしまえたりするという特異な性能を秘めています。今度はそんなグラフェンを使ったパーカー付きジャケットが登場しました。

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子どもがある日突然眠り込んで起きなくなる「生存放棄症候群」がスウェーデンだけで発生

ショッキングな出来事がきっかけで、ある日突然、眠りから目覚めない子どもたちがスウェーデンで多数みられています。「Resignation Syndrome(あきらめ症候群、生存放棄症候群)」と名付けられたこの症状の回復には、移民政策が大きく影響を与えるとの指摘があります。

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「無限」という概念を子どもにわかりやすく教えるためにはどう説明すれば良いのか?

無限とは読んで字のごとく「限りが無い」ことを意味する概念ですが、字で読むよりもその内容を頭で理解することは難しいものです。そんな「無限」を子どもにもわかりやすく説明するためにはどうすれば良いのか、コンピュータープログラマーのマーク・ジェイソン・ドミナス氏が解説しています。

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ステンレス製の鍋やフライパンを「安価で衛生的に保つ方法」が研究者によって発見される

ステンレス製の鍋やフライパンは丈夫でさびにくい性質を持っていることから、多くの人が使用しています。しかし、何度も調理に使用していると細かい傷がつき、そこにばい菌が繁殖してしまうという問題点があります。トロント大学で材料工学の助教を務めるベンジャミン・ハットン氏らの研究チームは、ステンレス製の鍋やフライパンにできた細かい傷にばい菌が繁殖できないように、安価で衛生的に保つ方法を発見しました。

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「数学のノーベル賞」とも呼ばれる「フィールズ賞」が置かれた現状と未来への課題とは?

数学の分野で著しい業績を上げた研究者に贈られるフィールズ賞は、1936年に初の受賞者が発表され、その後は4年ごとに新たな受賞者が発表されてきました。数学の将来を担う人物を表彰するという目的で「原則40歳以下」の研究者を対象とし、政治的な色合いを排することなどを理念に掲げたフィールズ賞でしたが、近年はその理念が薄らいできているといいます。

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「色による差別」は人種だけでなくロボットでも起こると研究者が指摘

白人警官による黒人の射殺事件が「黒人差別が原因なのではないか?」と考えられるなど、アメリカでは人種差別問題が大きく取り上げられています。ニュージーランドのカンタベリー大学でヒューマンマシンインタフェースの准教授を務めるクリストフ・バートネック氏らの研究チームは「人は人間だけでなく、ロボットにおいても色で差別する傾向にある」ことを示しました。

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MicrosoftとナショジオがAI技術を地球保護に役立てるための約1億円の補助金をあてる「AI for Earth Innovation Grant」をスタート

進化の著しいAI技術を活用し、地球の環境を保護するための新たな科学的発展を生み出すために補助金を提供するプログラムをMicrosoftとナショナル ジオグラフィックが共同で立ち上げることが発表されました。

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超音波による「音響攻撃を受けた」と主張する人々は「集団ヒステリー」にかかっている可能性が指摘される

キューバのアメリカ大使館で2016年12月から断続的に発生したとされる音響攻撃事件では、大使館の中にいるアメリカ大使や職員を標的に目には見えない「超音波」を照射することで不眠や聴覚異常、脳の損傷脳などの症状を生じさせたといわれています。その後、2017年から2018年にかけて中国で勤務するアメリカの政府職員からも同様の症状を訴える報告が上がっており、にわかに「音響攻撃」が注目を浴びています。しかし、多くの精神医学の専門家からは、これらの症状は被害者の「妄想」のようなものであり、被害者グループは集団ヒステリーの状態にあったとする見解が述べられています。

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ロッククライミング界のレジェンド「アレックス・オノルド」が持つ特徴的な脳とは?

ロッククライマーのアレックス・オノルド氏は2012年にエル・キャピタンの登山ルート「ノーズ」を2時間23分46秒の世界記録で登頂したことや、2017年には高さ約915mもあるエルキャピタンの「フリーライダー」を道具を使わずに登り切ったことから、「ロッククライミング界のレジェンド」として知られています。多くの人は「オノルド氏はなぜ無謀とも言えるチャレンジを繰り返し行えるのか?」と疑問に感じてしまいがちですが、実際にオノルド氏の脳を調査した神経科学者によると、「通常の人とは異なる脳のはたらきがある」ことが明らかになったそうです。

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NASAは宇宙船のナビゲーションに18世紀の発明品「六分儀」を使用するかもしれない

「六分儀」とは、天体や物体の高度や水平方向の角度を測るための道具であり、天体の高度測定や自身の位置を割り出すことができます。小型で持ち運び可能な六分儀は、海を航海する船舶にのせられて航海時のナビゲーションツールとしても使用されてきました。そんな六分儀を、「宇宙船の操縦に使うかもしれない」とNASAは表明しています。

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110億円規模のアルコール飲用に関する大規模研究が中止、アルコール飲料業界からの資金提供問題で

アメリカ国立衛生研究所(NIH)では1億ドル(約110億円)もの大金を投じて、アルコールを毎日飲み続けたらどうなるのかという臨床試験が行われていました。しかし、研究者に対してアルコール飲料業界が資金の便宜を図ったという報道がされたことで、NIHは内部調査を実施。そして、不適切な事実が明らかになったとして、研究を中止すると発表しました。

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大昔に世界中の男性が大量死していた理由が遺伝子の研究で明らかにされる

約5000年前~約7000万年前の間にアジア、ヨーロッパ、アフリカに住む男性の大半が死亡している時代があり、女性17人に対して男性が1人しかいなかったことがわかっています。「なぜ、このような状況に陥ってしまったのか?」という疑問に多くの研究者を悩ませることになりましたが、スタンフォード大学で遺伝学の教授を務めるマルクス・フェルドマン氏らの研究で理由が明らかにされました。

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液体を噴出するスプレーボトルはどのようにして内部の流体を噴出するのか?

スプレーボトルとは電気や圧縮空気といった動力を必要とせずに、レバーを引くことでボトル内にためた液体をノズルから噴出するボトルのこと。そんなスプレーボトルを解体して調べた仕組みを、エンジニアのアレックス・エリスさんが自身のブログで解説しています。

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イースター島の滅亡事例をもとに「惑星文明の滅亡モデル」が作られる

太平洋上に浮かぶイースター島は巨大な石像のモアイ像があることで有名であり、環境破壊から資源の枯渇が引き起こされ、19世紀半ばに文明が滅亡したことが知られています。 そんなイースター島文明の滅亡事例をもとに「文明の滅亡モデル」を作り出した天体物理学者は、「地球外惑星に住んでいた宇宙人は気候変動によってすでに滅亡している可能性がある」と語っています。

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突如「天才」としての能力が開花することがあるのはなぜなのか?

一般に「天才」と呼ばれるような人たちは、生まれつき持っているものが違うのではないかと思われがちです。ところが、頭部への外傷がもとで突如「天才」としての能力が開花する事例がいくつか確認されており、「脳の損傷が原因で天才が誕生することもある」といわれています。

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トランプ大統領の握手から垣間見える人間が無意識に展開する「パーソナルスペース」とは?

人は誰しも、他人とコミュニケーションを取る時のちょうどいい距離感となる「パーソナルスペース」を無意識に持っています。パーソナルスペースの概念は心理学の世界で50年以上前に提唱され、膨大な心理学実験と最新の脳科学研究が進んだことでさまざまなことがわかってきたと、トランプ大統領の握手の例を交えてプリンストン大学の心理学・脳科学教授を務めるマイケル・グラツィアーノ氏が解説しています。

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高額すぎる購読料を嫌ってエルゼビアなどとの論文購読契約を打ち切る大学が続出

ヨーロッパを中心に、大学図書館などで出版社との科学誌購読契約の見直し交渉が行われています。これは近年高騰する科学誌の購読料を嫌い、大学図書館などの大口顧客がエルゼビアなどの大手出版社に購読料の大幅減を迫り交渉を続けているもので、ドイツでは200近い研究機関がエルゼビアとの契約更新を全面的に取りやめるなど、やり取りは激しくなってきています。出版社に購読料の引き下げを求める運動は、だれでも論文にアクセスできる「オープンアクセス(OA)」を求める動きとなりヨーロッパを中心に勢いを増しています。

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仕切りのない「オープンオフィス」がもたらす不快感を軽減するにはどうすればいいのか?

オフィス内を仕切る壁を取り払い、自分の席からオフィス全体が一望できる作りの「オープンオフィス」は、従業員に開放的な印象を与える近代的なオフィスのスタイルとして注目されてきました。一方で、「オープンオフィスは気が散る」「生産性が低下する」といった不満を訴える従業員も存在し、近年では「どうやってオープンオフィスの不快感を軽減するのか?」という研究が行われるほどになっています。

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テスラが主張する「オートパイロットは一般の車よりも3.7倍安全」という主張をデータサイエンティストが詳細に分析

ドライバーに替わって自動車を走らせてくれる自動運転機能「オートパイロット」の使用中に事故を起こしてドライバーが死亡した事件を受け、テスラはこの機能によって死亡事故が起こる確率は低く、一般の自動車における統計データ「8600万マイルあたり1回(約1億4000万kmあたり1回)」に比べて3.7倍安全であると主張しています。しかしこのデータに関しては批判的な見方を示す専門家も存在しており、データサイエンティストのブリンダ・A・トーマス博士はテスラが公表しているデータを詳細に調査して分析するエントリをMediumに投稿しています。

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