新型肺炎の影響で3月にはノートPCのコンポーネントが供給不足になる可能性

headless曰く、

DIGITIMESの予測によると、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響でノートパソコンODMのコンポーネント在庫が2月末にも底をつく可能性があるという(DIGITIMESの記事1記事2)。

台湾のノートパソコンODMは中国本土での生産を再開しており、Quanta Computerは米ブランドの需要に応えるため台湾での生産量を増やしているという。しかし、中国国内のサプライチェーン各社は現地政府による操業再開許可を待っている状態であり、この状態が3月まで改善しなければ多くのコンポーネントが在庫切れになるとみられるとのこと。特にODMが多くの在庫を持たない非主要コンポーネントは影響を大きく受けるようだ。

生産を再開したといっても生産ラインの稼働率は低く、春節の休暇明けで地方から帰ってきた従業員に14日間の検疫が必要になる点も大きい。この点では従業員の地元率が高い中国のODMは有利だといい、台湾ODMの中ではQuantaやWistronよりもCompalの方が早期に生産能力を回復するとみられる。また、厳しい交通規制や運転手不足、省境を越える貨物に14日間の検疫が必要になることで、原料やコンポーネントの搬入や製品の出荷も大きな影響を受ける。DIGITIMES Researchでは全世界の2020年第1四半期ノートPC出荷台数について、当初は新型コロナウイルスの影響を入れずに2019年第4四半期比17%減と予想していたが、ノートPCの90%が中国で製造されていることから29~36%減に下方修正している。

なお、「SARS-CoV-2」は国際ウイルス分類委員会(ICTV)による新型コロナウイルス(2019-nCoV)の分類名だ。ICTVのコロナウイルス研究グループは新型コロナウイルスがSARSウイルス(SARS-CoV)と姉妹関係にあると認定し、「severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV-2)」と命名した(PDF)。2019-nCoVはWHOによる仮の名称だが、現在のところWHOは引き続き2019-nCoVという表記を使用している。ただし、新しい文書では疾病名「COVID-19」の方が多く使われているようだ。一方、米疾病医療センターでは既にSARS-CoV-2という表記を使い始めている。

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