学生ローンを支払えなかったゆえに国外逃亡する米国学生たち

あるAnonymous Coward曰く、

米国では学生ローンに返済に困った末に国外に逃げ出す学生が増えているという。

たとえばChadd Haagさんは、ローン返済から逃れるためいくつかのアイデアを検討、洞窟で暮らそうとまで考えていたという。その結果、彼はインドのジャングルに住むことに決めた。そこは1日で4頭のゾウを見かけるような場所であるらしい。

何人の学生が米国を去ったかという具体的なデータは存在しないとのことだが、カレッジ・アンド・カレッジ・アンド・ユニバーシティズ協会のBarmak Nassirian氏によると、米国の学生ローン返済未払金は過去10年間で3倍に増加し、2022年までに2兆ドルまで増加すると予測されているそうだ。

学生の卒業時の平均債務は、1990年代初頭は16,000ドル(約176万円)であったのに対し、現在約30,000ドル(約329万円)ほどにまでインフレしている。原因は学士号取得費用の増加だが、学士号者の給与は、過去数十年間にわたってほぼ横ばいのままで、これが返済未払い金が増える理由の1つだという。先のChadd Haagさんは働いて給与をもらっても、学生ローンを返済するとほとんど手元にお金が残らない生活が続いていたという。

同様に中国に脱出、現在はウクライナで生活するChad Albrightさんは「大学は私の人生を台無しにしたような気がします」と語っている。また、日本に脱出した学生もいるとのこと。Katrina Williamsさんは借金返済のために週7日働いて疲れ、2015年に千葉に引っ越した。現在は学生に英語を教えており、週7日働く必要はなくなったという。彼女はいずれ米国に戻ることを考えているが、借金は10万ドルを超えるまで増えているとしている(CNBCSlashdot)。

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