【あおガルシナリオ集】メモリアル「碓氷 律」編

2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、メモリアル「碓氷 律」編を紹介します。


目次
SSR:双対のクロムハート1
SSR:双対のクロムハート2
SSR:双対のクロムハート3
SSR:双対のクロムハート4
SR:革命の刻1
SR:革命の刻2

SSR:双対のクロムハート1

ーープロダクション室

――カタカタ。

●律
ふーん……なるほどね……。


●プロデューサー
何してるの?

●律
私の――アイドル、碓氷律の評価よ。
いわゆる、エゴサーチというやつね。

こうして定期的に調べているの。
自分の演出の是非をたしかめるために。

まぁ、評価は当然ながら良いものばかりよ。
機械的で無機質な美しさ、氷のような儚さ。

そういう意見ばかり。

しかし、こうまで狙い通りのイメージを与えられているなんてね。
ネットがソースとはいえ、上手くいってるみたいで嬉しいわ。

……ん?

この掲示板……やけに荒れてるわね……。
いったいどうして――。

って、これは……。

碓氷律は人として冷たいし、ただただ厳しいだけだろ……?
アイドルとして笑顔がないのは、正直どうかと思う……?

自分に酔ってる感じがして、キツイ……?
は? 何、このふざけた書き込みは?

…………。

ふん……たまに、こういうのがいるのよ……!
批判しかできない、厨が……!


こうなれば理論的かつ客観的視点から、完全論破してやるわ!

ええとまずは……親の金でやるネサフは楽しいか?
携帯代も自分で支払えない厨房が……!

え……?
す、拗ねてなんかない!

な、何、その妙に優しい目は!?
勘違いしないで!

もう! このアンチのせいで、
プロデューサーに変な勘違いをされたじゃない……!


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SSR:双対のクロムハート2

ーーカフェ

●律
…………。


ん? プロデューサー?
いつからそこにいたの?

まぁ、いいわ。
座るところがなかったら、相席してもいいわよ。

●プロデューサー
またエゴサーチしてたの?

●律
……違う。『フレイヤプロダクション』の曲をチェックしてたの。
新しいのが上がってきてたからね。

エゴサーチは……この前からやってない。
稀によくあることだけど、この前のでなんか疲れた。

…………。

というか、思い出させないで……。
また腹が立ってきて、仕事にならないじゃない……。

はぁ……何が人として冷たいだけよ……。
たしかに、他人に厳しくしているかもしれないけれど……。

たとえば『ヴァルキュリア』にそうしてるのは、
私なりの考えがあってのことよ。
自分たちが一番輝いて見えるには、どうすればいいのか。その一心なのに。

でも、世間にはそれがわからない輩もいるみたいだし、
もしかすると『ヴァルキュリア』のメンバーの中にも……。

なんだか……段々、不安になってきたわ……。
実際、いなくなった人もいるし……。

●プロデューサー
聞いてみる?

●律
ううん……それはいいわ。
私の心の問題だから。

でも、そうね……お礼は言っておくわ……。
私の味方をしてくれて。

いまの私には、その事実だけで充分。
もう少しがんばってみようって気分になる。

だから……。

少しでも長く、側にいてほしい――。
なんてね。


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SSR:双対のクロムハート3

ーー廊下

●律
…………はぁ。

●プロデューサー
どうしたの?

●律
あ、プロデューサー……。
いるならいると言ってほしかったんだけれど……。

ため息ついてるところを見られるなんて。
さすがに、何もない、なんて言えないわね……。


実は『フレイヤプロダクション』から脱落者が出たの。
言っておくけれど、私が落としたわけじゃないからね?

むしろ、才能があって私の学プロに相応しい子だった。
どうも、私のやり方についていけなくなったらしいわ。

いまさっき、学プロから離れる旨を伝えられた。
あなたは冷たいし、厳しすぎるから、一緒にやっていてもつらいだけだって。

いままで何人か脱落していったけれど、
みんな同じようなことを言っていたわ。

まぁ、あえてそうしているから、否定はできない。
プロデューサーとして私情を挟まずに、学プロを最優先で考える。

それが学プロを進める最良の手段だと思うから。
私はそれをしっかりと演じてみせる。

アイドルとしての自分だって、そう。
それが一番、自分の魅力を引き出せるはずだから……。

けれど、言われ続けると……堪えるものがあるかも。
もしかしたら、脱落していった子だけじゃなくて
『ヴァルキュリア』のみんなも……。

●プロデューサー
そんなことはない。

●律
……あなたに何か言ってほしかったわけじゃない。
おせっかいなのね。

でも、確かに心が少し軽くなった。
……ありがとう。


みんなとは何度も同じステージに立ったわ。
だから、少しくらいは私の想いも伝わってる。

それくらい、信じてもいいのかも。

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SSR:双対のクロムハート4

ーーアリーナ

●律
流れていく時代、発達していく文明の中……。
近い将来、人は電子の海に呑みこまれ、虚構と仮想の世界に浸り切りになる。


そうなれば、誰かの体温を感じることはなくなり……。
最後には心すらも現実から離れていってしまう。

けれど、私は、私たちアイドルは――。

必要とあらば、どんな時でも誰かの心に寄り添える。
絶対に勝手にいなくなったりはしない。

ずっと、側にいる。
そういう存在。

だから、みんな。
私たちのことを、その心に焼きつけて……!

ーー控室

●律
ふぅ……撮影、無事に終わったわね。

●プロデューサー
良かったよ。

●律
…………そう?
私はいつも通りにやったつもりだったけれど。

でも、あなたがそう感じたのなら……。
今日の撮影は大成功ね。


だって、そうでしょう?
散々、冷たい人間だと言われてた私が、よ?

誰かに熱量を感じさせることができたのだから。
私が進んできた道は間違ってなかったってことでしょう?

実際に冷たいと言われている私でも……。
アイドルであり続ける限り、誰かを熱くさせることができる。

誰かを熱くさせることができるのなら……。
その誰かも、私から受け取った熱量で、また他の誰かのハートを揺さぶるのよ。

それは、私自身で実証済み。
ほら『ヴァルキュリア』のメンバーを見ていれば、ね……。

私も心を動かされることはあるから。

…………。

でも、改めてあなたの言葉が……。
アイドル、プロデューサーとしての私に自信を持たせてくれたわ。

……あなたがプロデューサーで良かったと思う。
それは紛れもない事実。

だから、これからもよろしくね。
プロデューサー。


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SR:革命の刻1

ーーバスの中

●律
…………。


すぅ……すぅ……。

ん……私の、勝ちよ……櫻花すばる……黒瀬麗華……。
ふ、ふふふ……これも私の、計算通り……。

そうよ……だから、今日から私が……。
あなたの、プロデューサー……。

もう、絶対に――。

どこにも行かせない!

…………ん?

●プロデューサー
おはよう。

●律
…………。

……寝言を言う程、仕事で疲れてたのかって?
まさか、私が寝言だなんて――。

え? すばるさんや黒瀬さんの名前を口走ってた?
そ、そんなはずは……。

そもそも、夢に見るほどすばるさんも黒瀬さんも好きではないわ。
自分勝手で、ふらっとどこかに行ってしまうし……。

特にすばるさんは、少しも話をしてくれなかった……。
だから、好意的には思えない……。

たしかに、憧れてたことは否定しないけれど。

と、とにかく、私は夢の内容は覚えてない。
だから、見ていないのと同じよ。

…………。

一応、聞くけれど……。
あなたは、勝手にいなくならないわよね?


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SR:革命の刻2

ーー記者会見場

●律
――ということで、私のプロデュースする『フレイヤプロダクション』は……。
新たなユニットを起ち上げ、間もなくデビューライブを行います。


『フレイヤプロダクション』は極限まで、ファンの理想を再現する学プロ。
新ユニットのライバルは『ヴァルキュリア』を想定しております。

――ざわざわ。

●律
勝ち目がなく、無謀だと思いますか?
本当に?

たしかに、『ヴァルキュリア』は非常に強力です。
しかし、それと同じくらい我が強く……。

行動や言動をコントロールすることは困難で、
いつ何時、何をしでかすのか……。
そんな不安要素が、常につきまといます。

しかし『フレイヤプロダクション』は私が完璧に統率する限り、
どこを切っても完璧なアイドルたちをお見せすることを約束します。

『ヴァルキュリア』はなまじ才能があるからか、
人の話を聞かない輩が多いです。
人間的には未熟で、愚鈍で、どうしようもなく……。

はぁ……私がプロデューサーなら……。
絶対に普段の生活態度から修正するのに……。

…………ごほん。

とにかく、
『フレイヤプロダクション』の今後にご注目いただければと思います。
それでは、何か質問は――。

――――。

ーー控室

●律
ふぅ……記者会見、なんとか終わったわね……。
はぁ……。


●プロデューサー
どうかしたの?

●律
途中、『ヴァルキュリア』の話をした時にね、
少し感情的になってしまったと思って。

会見は『ヴァルキュリア』のメンバーも見ると言っていたし、
あまり批判的なことを言うべきではなかったかも。

アリスなんかは、すぐに真に受けるタイプだから、
モチベーションを落としている可能性が高いかも。

気になる、けど……1人で様子を見に行くのは……。

……ね、ねぇ、プロデューサー。
折り入って、お願いがあるのだけど。

私と一緒に、みんなのところに行ってくれないかしら?
その……いま、頼りになるのはあなただけだから……。


ダメ、かしら?

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青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

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