ボトックスを使った花粉症対策をうたうクリニックが増加、メーカーの想定外で副作用のおそれも

A型ボツリヌス毒素を有効成分とする骨格筋弛緩剤「ボトックス」を使って花粉症治療を行うというクリニックが増えているという。しかし、ボトックスでこのような治療を行うことは想定されておらず、意図しない副作用のおそれもあるようだ(NEWSポストセブン)。

ボツリヌス毒素には神経の信号伝達を抑える働きがあり、これによって麻痺を引き起こす。ボトックスはこの効果を利用した、本来は顔やまぶたのけいれんなどを抑えるために利用される薬品。しかし、最近ではこれによる筋肉縮小効果を利用し、美容系のクリニックで美容目的で顔に注入するといったことも行われているという。ボトックスを用いた花粉症対策も主に美容系クリニックで行われているもので、鼻の粘膜にボトックスを浸透させることで副交感神経を抑え、異物を排除する機能を弱めることで花粉症を抑えるということらしい。

ただ、ボトックスを美容目的や花粉症対策で利用することはメーカーは想定していないとのことで、安全性の検証もされていないようだ。

さらに最近ではステロイドを使った花粉症対策を行うというクリニックもあると言うが、こちらも抵抗力が落ちるため一般にはすすめられないという(エイジングスタイル)。

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