ボルダリングにプチハマりする:情熱のミーム 清水亮

最近僕がハマっているものを挙げるとすれば、Nintendo Switchとボルダリングである。 Switchの方がエンガジェのネタっぽいのだが、今更僕がスプラトゥーン2の面白さについて語ったりゼルダについて語ったりするのも周回遅れもいいところなので、あえてボルダリングについて語らせていただく。 Wikipediaでボルダリングを引くと「ボルダリング(bouldering)とは、フリークライミング・スポーツクライミングの一種で最低限の道具(シューズとチョーク)で岩や石を登るスポーツである。」とのことである。 以上終わり、というわけにもいかないので自分なりに補足すると、ボルダリングとは、頭と身体を使ったパズルゲームである。 エンジニアのなかにはボルダリングにハマる人が少なくない。 なぜかといえば、単純に力任せのゲームではないからだ。 一種のパズルであり、筋力が高いだけでも、頭がいいだけでもクリアすることが難しい。身体の柔らかさ、もって生まれた体型、本人の体重などが全て試される。 極端にいえば、ひとそれぞれ攻略方法が違う。 たいていのボルダリングでは、様々なレベル分けがなされたゲームでいうところの「ステージ」が用意されている。一番下は8級から、上は6段まであるらしい。もちろん僕は8級と7級くらいがとりあえずできるところである。 8級は8級でも難しいのも簡単なのもある。7級もそう。 8級だけ遊んでいても充分楽しい。というか充分疲れる。 疲れることは楽しいことであるということを、ボルダリングでは再確認できる。 休日、暇に任せて一人で山に登るくらいなら、気心の知れた友人とボルダリングに行くほうがいい。 そういう意味では、我がテリトリーである秋葉原に、都内最大級と言われるボルダリングフィールドがあるというのもハマっている理由でもある。 なかなか攻略できない難易度の高いステージを友人たちと頭を使って攻略するのも楽しいし、上級者が難なくクリアしていくところを眺めて「すげえー」とため息をつくのもまた楽しい。楽しみ方がたくさんあるのがボルダリングのいいところだ。 しかもボルダリング、遠くからみてるのと実際にやるのとでは雲泥の差がある、という楽しみもある。 岡目八目ではないけれども、遠くから見ていると「簡単なのになあ」と思うことも、実際にいざ自分がやろうとするとスケール感が変わりすぎていてビックリする。むしろ逆にバーチャルリアリティを体験しているような感覚だ。 普通は筋力があったほうが簡単にクリアできそうだが、実際にはバランスが重要なので、筋力が弱い女性でも充分楽しめる。ここも他のスポーツと違って面白い。 気をつけてやらないと怪我をしたりするのはスポーツ全般に共通する事柄なので油断は禁物だが、基本的にはあまり準備がいらずに楽しめるのは素晴らしい。 必要なのは運動に適した服とタオルくらいで、そんなに汗だくになるものでもないから、人によってはタオルもいらないだろう。 シューズと滑り止めのチョークはレンタルできるので会社帰りにふらっと立ち寄ることもできる。この気軽さが実はボルダリングの最大の魅力かもしれない。 どうしてもゲームとかをやっていると指だけが疲れるといったことになりがちだが、全身運動のボルダリングは体全体が満遍なく疲れるので、二時間もやればクタクタになる。家に帰るとグッスリ眠れるし、一汗掻いた後の酒は格別である。 ボルダリングして疲れた身体を引きずって家に帰って一風呂浴びた後で、スプラトゥーン2をやったりPS4で水着の女の子が水鉄砲を打ち合うゲームをやったりして就寝する。これぞ男の生き様だ、と思ったり思わなかったりする。 休日暇を持て余しているご同輩にもぜひオススメする。